さといもの栽培
日本では一年生であるが,南西諸島や熱帯では多年生になる。根は伸びやすく,横に半径1メートル深さ1メートルになる。塊茎の肥大及び分球機構は,頂芽が萌芽して伸長するにつれ葉柄の基部が肥大して親芋を形成する。親芋には20以上の芽があり,芽の位置は2/5のせん回性を示す。
親芋の側芽が伸長するにつれ,その基部が肥大して子芋になり,同様にして子芋から孫芋,孫芋から曾孫芋ができる。
親芋への子芋着生の節位は品種間差がある。子芋用品種では,子芋の他に孫芋の肥大がおう盛ある。
高温多湿を好み,萌芽の最低温度は15℃,生育適温は25〜30℃である。最低気温は5℃で,貯蔵中でも腐敗することは少ない
鹿児島県の作型

 


9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
促 成 (早掘) マルチ    植         収穫  
早 熟 トンネル            植        収穫
    9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月

植え付けの様子

植えつけ準備 水に種芋を入れておきます 畑の準備
1つ1つ手で植えます

芽が出て生育するまで



マルチから発芽 小さな葉が展開します



 
収穫作業

手作業で小芋をばらします 1つ1つ丁寧に収穫します
収穫作業は,なるべく晴天日がよいが,若い芋ほど直射で表皮の日焼けを生じやすく,品質低下となる。


出荷

きれいに洗って出荷です