ひまわりの栽培(切り花と土作り用)

ヒマワリは,北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属に属する一年草です。
相対的長日性を示し夏期に開花するが,今は,品種改良により相対的短日性を示す品種もある。
 相対的長日性を示す品種は,は種後長日条件下で60日ほど,短日条件下で80日ほどで開花する。相対的短日性を示す品種は,は種後短日条件下で60日ほどで開花する。中性を示す品種は日長に関係なく,は種後60〜70日で開花する。よって,加温日長操作により周年出荷も可能である。生育適温は20〜30℃であるが,0℃にならなければ生育自体は可能である。。
 主に本ぽに直まきするため育苗が不要で,本ぽでの在ほ期間が約2ヶ月程度と短いため,間作として利用しやすい品目である。



切り花生産

発芽時の様子 すぐに大きくなります
ヒマワリは栽培管理により,ある程度花径,草丈等の切り花品質をコントロールできる。使い方,季節,品種,取扱市場により求められる品質は異なるため,ニーズに合った品質の切り花を栽培する。以下に一般的に求められる品質例を紹介する。
ア.茎が硬い。
イ.直上性が高い。
ウ.上位葉が止葉に近づくにつれて,だんだん小さくなる。
エ.花が斜上し,花弁に欠損や反り返りがない。
オ.葉色や花色が濃く,澄んでいる。
カ.花弁に艶やみずみずしさがある。
キ.病害虫の被害がない。

畑の土作りのためのひまわり



畑にヒマワリを植えて,開花後2週間で畑に埋めます。
畑に有機物が入り,地力を増進します



見ていても美しいので,地域の景観作物としても活躍します。