じゃがいもの栽培 | ||
徳之島,沖永良部 |
なす科で,いもを食べる。芽が出たあとに,土の中で茎1本につき数本の走出茎(ストロン)が発生し横に伸びる。このストロンの伸びが止まり,先端が肥大したものがいもである。
徳之島のじゃがいもは,2月から4月にかけて収穫されます。全国に出荷され食卓に春の味を届けています。赤土で栽培されるじゃがいもはとてもおいしいです。
月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 |
作業 | 植付け | 植付け | 収穫 | 収穫 | 収穫 |
■購入した種芋
袋に入った種芋 | 芽が出ている |
種芋は長崎や北海道から購入します。
種芋消毒 |
種芋を切る前に消毒します。
■種芋切り
ひとつの芋に芽が残るように切り分けます。 |
じゃがいもの品種名
(1)ニシユタカ
鹿児島県で多く作られている代表的品種。いもが大きくなりやすい。そうか病に弱い。
(2)メークイン
いもが長形の独特の形をしており,煮崩れが少なく食味がよい。収量はやや少ない。
(3)農林1号
全国的に広く栽培されている中晩生種である。大いもになりやすく多収である。
(4)トヨシロ(加工用)
ポテトチップス加工用品種。県内では肝属・大隅地域を中心に契約栽培されている。
(5)デジマ
春作,秋作とも多収。いもの表皮が滑らかで外観,食味が良い。
(6)ホッカイコガネ(加工用)
いもの形状は,長楕円で中心空洞がない。剥皮,調理後黒変がなく,煮くずれが少ない。
定植 |
■畑の準備
ロータリで畑を耕うん
農林1号等は,畦間80cm,株間15〜20cmの1条植え。メークインは畦間120cmの2条植。
メークインは浅すぎると緑化しやすいので注意する。
植付方法は,植溝を切って種子いもを並べて畦をあげる方法です
■植付
1条植用の機械。小型のトラクタに装着してベルトに付いたスプンで芋を拾い上げて植えます。
2条植用の機械。ベルトの付いたスプンが2列並んでいます。
■植付後の畑の様子
スプリンクラーで水やり | 小さな芽が出てきました |
■培土
小型管理機 |
■防風ネット
風で茎葉がいたまないように防風ネットを立てます。 |
釘を打ちます |
■農薬散布
■収穫
自走式ハーベスタによる収穫 |
トラクタに掘り取り機(デイガ)を付けて掘り取り。 |
掘り取られたじゃがいも |
土落しは,手作業で行います |
■じゃがいもの花
普通の白い花 | 花じゃがいも |
■間作栽培
サトウキビの間にじゃがいもを植えることで,畑を2倍使うことが出来る。サトウキビは,9月頃に植付(夏植),その後じゃがいもを植え付けます。
収穫はじゃがいもが2月から3月。サトウキビは,次の年の1月から収穫になります。
サトウキビの間のじゃがいも | 間作栽培 |
生育の様子 |