サトウキビ用機械開発
農業機械の開発を行っている所を紹介しましょう。鹿児島県の中で大島郡の地域は土が粘土だったり,作物が特殊だったりするために,地域にあわせた農業機械の開発が行われています。
サトウキビ用機械開発3号機
サトウキビの頭の葉の部分には,糖があまり含まれていないことと,牛のえさに適していることなどからその部分だけ個別に取り除く機械の開発が求められています。そのための機械開発,改良の過程を紹介します。今回は3号機。果たして結果は?
徳之島の空は青く澄んでまぶしいです。サトウキビの葉がゆれています。
1号機,2号機の残骸。一号機の作成には,1ヶ月。2号機の作成には3週間程度かかりました。しかし3号機は2週間で作り上げました。行程がわかっているから部品の加工をするのも早い。
3号機の改良点
刃の角度を変えられるようにして,切るときに刃がサトウキビに対して,無理の無い角度にすることが出来る。
モーターを2個に増やすことにより,構造を簡単にする。(でも価格は高くなる)
機械は,油圧で動いています
出来あがったら,早速試験
角度調整が出来るため,刃に負担がかからない。
サトウキビの断面
サトウキビを調査
改良点を早速改良
3号機は,まずまずの結果。これをもとに4号機の作成も行う。まずは,3号機を塗装していろいろな条件下で試験を行っていく。